救急戦隊現る!![]()
こんばんわ。ニュースの時間です。 今日昼過ぎ、東京都内で突如、爆発事故が発生、周囲に甚大な被害をもたらしました。これは隕石の落下によるものと判明しましたが、さらに謎の巨人やロボットまで出現するという、なんとも非現実的な事件があった模様です。現場には壱原記者が行っています。壱原さん? (中継:都内某ビル屋上) はい、こちらは、隕石が落下した現場からおよそ2kmほど離れたビルの屋上です。現在、警察、消防、自衛隊などによる救命活動が続けられていますが、2次災害の危険もあり、報道陣など一般の現場への立ち入りは制限されています。 (VTR:コンビニ店内監視カメラの映像) 事件は昼過ぎ、突然起こりました。どーんという爆発音に続き、強い地震や衝撃波が襲い、周辺のビルは窓ガラスが割れ、家屋など多くの建物が倒壊しました。 (VTR:地上からの取材映像) またあちこちから火災が発生。消防、警察、自衛隊などの迅速な消火、救援活動にも係わらず、死者行方不明者はすでに1000人を超えてしまいました。 宇宙からの隕石は、あのビルの向こうに落下したわけですが、それは大ヒット映画ディープインパクトやアルマゲドンを思わせるような、悲惨な光景となりました。 (中継:都内某ビル屋上) このビルにも、向こうから飛んできたと思われる、割れたガラスやコンクリートの破片が散らばっており、この災害の規模を物語っています。 しかしこれだけの大被害は、隕石のみによって引き起こされたものではありませんでした。VTRをどうぞ。 (VTR:ヘリからの取材映像) この映像は、隕石落下から約1時間後、いち早く現場で取材にあたったヘリコプターがとらえたものです。 落下地点にあいた大きなクレーターからは赤い溶岩が噴出し、岩の巨人のような物体が表れました。この巨人はまっすぐ都心方向へゆっくり移動しがら周囲のビルを押し倒しています。まさに怪獣映画のさながらの光景です。 今度は巨大な車両が現れました。消防車や救急車などを思わせる車両4台、垂直離着陸機1機が、周囲の火災を次々鎮火させて行きます。 こちらの映像には、今まさに巨人が押し倒そうとしているビルから、赤い車両のクレーンを使い、取り残された人を救出している、謎の人物が数人見えます。 さらに、これら5つの車両が変形、合体して巨大なロボットになり、この岩の巨人と対決し始め、巨人はロボットの持つ巨大な剣で倒されてしまいました。 その後このロボットは、各々分離した後、東海道線に待機していた巨大な貨物輸送列車で去って行きました。 突如出現した巨人は何なのか、巨大車両、ロボットなどは、いったい誰が何のために作った物なのか、現在の所、まったくわかっていません。 以上、現場からお伝えしました。 (スタジオ) 今回の一連の災害について、日本時間の今夜、アメリカ政府は救援活動への支援を表明しましたが、同時に、災害現場に現れた謎の巨大車両を、日本自衛隊の兵器ではないかとの考えを示唆しました。 (VTR:ホワイトハウス) 和訳:アメリカ政府は、日本の隕石落下災害について、在日米軍の災害派遣の用意があることを日本政府に伝えました。… …あのような巨大な工作機械は米国では見た事がない。また個人で作れるような代物ではなく、国家レベルの関与があったと考えざるを得ない。これは日米の安全保証に関して重大な問題になる。 一方、政府はさきほど首相官邸で記者会見を行いました。 (VTR:首相官邸) 現在、各方面の自衛隊災害派遣部隊が全力をもって救援にあたっている状況であります。また米国政府に対し、在日米軍による救援を要請しました。… …今回、目撃されたという、岩の巨人については、目下調査中であり、現在の所、何もわかっておりません。巨大車両についても、同様であり、日本政府、また自衛隊とも一切関係するものではありません。 (スタジオ) 弐谷官房長官はこのように述べ、謎のロボットが、一部で報道されているような、自衛隊の特殊兵器では無い事を強調しました。 ところで、この事件とほぼ同時刻、木更津沖に突如巨大な基地のような構造物が出現し、どうやら、先ほどのロボットと関係しているようです。 (中継:海ほたる) ここは、東京湾横断道路の海ほたるです。ここの北側の海の上に、あのような巨大な建造物が突如現れました。目撃者の証言です。 (VTR:インタビュー映像:道路公団職員) いや、びっくりしたよ。東京の方からおっきな音が聞こえたと思ったら、突然ザバーって。そうそう、海の中から。なんだーって思ったら、今度は橋がザバーって。んで、おっきな電車が走ってくでしょ。 (VTR:インタビュー映像:食堂のおばちゃん) なんだろねぇ。あんな物いつ作ったんだか。急に出てきて驚いたよ。 (中継:海ほたる) お聞きのように、謎の建造物は突然海中から現れました。その後、鉄道橋が出現し、巨大な列車が都心へ向けて発車。戻ってきた列車を格納した後、鉄道橋だけが再び海中に沈みました。 そのため、あの基地へ陸路で渡る事は出来ず、また、海面からも数十mの高さがあるため、空から近づくしかありません。しかし我々報道の呼びかけにも、巨大基地は依然、沈黙を守っています。 以上海ほたるからお伝えしました。 (スタジオ) この、木更津沖の建造物は各方面に波紋を投げかけています。 運輸省と建設省はそれぞれ、違法建築物の可能性があるとして、調査に乗り出す事を公表しました。 また環境庁長官は、東京湾の生体系に影響をもたらす、として懸念を示しました。 隕石落下事件に係る木更津沖の巨大構造物について、運輸省の参身事務次官は、 東京湾は海上交通に重要なルートであり、この場所に許可無く建造物を設置する事は出来ない。問題の建造物は海運法にふれる可能性があり、大型車両等についても、道路交通法、鉄道法等に違反の疑いもある。早急に調査したい。 と述べました。 また、建設省の四池事務次官は、 この場所にこれほどの規模の建築が計画されたといった話は聞いた事がない。建築基準法や公有水面埋立法に抵触するのではないか。 と述べ、建設省としても調査する事を表明しました。 また、五山環境庁長官は報道陣に対し、これだけの規模の建築物が海上に建造されれば、海流、日照など、必ず東京湾の生体系に重大な影響をもたらす。建築計画があると聞いた事は無く、そういった対策がとられているのか疑わしい。と懸念を示しました。 さらに、木更津沖の漁業権を管理する千葉県漁業協同組合は、記者会見を行い、 ここ数年、漁獲高が減少していた原因がようやく判明した。組合員の生活を守るためにも、この建造物の早急な撤去を求めて行く。 と、厳重に抗議することを表明しました。 ですが、この建造物をいったいだれが何の為に造ったのか、全くわかっておらず、各方面とも手をこまねいているのが現状の様です。 以上、隕石落下事件関連についてお伝えしました。 ![]() |